【小説レビュー】心が折れた夜のプレイリスト(著:竹宮ゆゆこ)

書評

そこのあなた!   

最近、青春感じていますか??

私は日々の仕事ばかりに追われ、すさんだ日々を過ごしていますが・・・   

過ぎ去りし青春の日々に戻りたい!!


そんなわけで、今回は竹宮ゆゆこ先生の『心が折れた夜のプレイリスト』(新潮文庫)   

という小説をを紹介したいと思います!

こんな人におすすめ!


大学生の主人公「萬代」は、アパート自室の「窓が勝手に開く」という

不思議な現象にめちゃくちゃ悩まされています。     

いくら戸締りしても、帰ると窓が開いているので、主人公は友人の家を転々とし、

そんな中、友人に付いていった飲み会で、ドMで変態な男の先輩に出会います。

主人公は先輩に絡まれ、飲まされ、べろんべろんに酔っ払い、

何とか先輩と一緒にアパートに帰ります。

そしたらなぜか包丁を持った大男が部屋に侵入し、2人に襲い掛かって・・・!!


窓が勝手に開くのは何でなのか、変態な先輩は何者でこれからどう関わっていくのか、

そして大男からは無事逃げられるのか!

色々な要素がごちゃまぜになった中々にカオスな物語です!


ネタバレは避けますが、実は上に書いたことは第1章みたいなポジションで、

解決すると第2章に続きます。

そこではラーメン大好きな後輩の女の子と仲良くなっていくにつれ、

自分もラーメンみたいな塩辛いもの大好き症候群に陥り、

ついには、そんな自分自身に不安を抱え号泣しながら先輩と一緒に海に行く・・・   

という、こちらも中々にカオスな話となっています。


一見、主人公が不思議な人たちに振り回されるコメディー色の強い小説のようですが、   

実は、ミステリーや恋愛や青春など、色々なジャンルを詰め合わせた結構珍しい物語でした!     

色々な要素があるからこそ、普段本を読まない人でも最後まで一気に読めちゃうので、

是非、楽しんで欲しいです!!

それでは! 

 

追記

アニメ好きの私的に、竹宮ゆゆこ先生といったらまずは『とらドラ!』とか『ゴールデンタイム』が思い浮かびます。

学生主人公ものを書かせたら外れないなぁと改めて感じました!

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