【小説レビュー】青い月の夜、もう一度彼女に恋をする(著:広瀬未衣)

書評

先日、スーパームーンや約3年ぶりの皆既月食が話題になっていましたね!

月ってなんだか人を魅了させる不思議な力があるように感じます・・・

ということで今回は月が一つのテーマの恋愛小説を紹介してみたいと思います!

『青い月の夜、もう一度彼女に恋をする』 (著:広瀬未衣、双葉文庫)
※なんとKindole Unlimited では無料で読むことができます!

こんな人におすすめ!

主人公の圭一は、家族の用時で一時的に訪れた京都で、ヒロインの沙紀に出会います。

夜の嵐山の泉のほとりで、彼女は傘を逆さに使って泉の水をすくっています。

彼女曰く、水面に映る星をすくっているとのこと。

一見ミステリアスな彼女は意外にも人懐っこく、初対面の圭一ともすぐに仲良くなり、
圭一は恋に落ち、毎夜紗紀に会うために泉に訪れます。

ブルームーンが見られる4日間しか会えないという紗紀のため、急いでデートをする圭一ですが、
なぜか自分の周りは時が戻ったかのような不思議な現象が起きます。

ブルームーンは過去をつなぐという言い伝えは、物語にどう関係するのか。
圭一と紗紀は一緒になることが出来るのか。

時を超える恋愛を是非楽しんで欲しいです!


ストーリーのテンポが良く、すぐに引き込まれます。

物語が始まってすぐヒロインに出会うため、2人の関係性がじっくりと書かれており
主人公に感情移入しやすいと感じました。

そして、風景描写が丁寧で、京都の良さが存分に伝わってきます。
夜のシーンや雨のシーンなど、絵がなくともすっと頭に入ってきました。

読後に京都に行ってみたくなる小説でもありました!(笑)
皆さんも嵐山に行ってみたくなるのではないでしょうか!



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