【小説レビュー】満月珈琲店の星詠み(著:望月麻衣)

書評

近所の本屋でぶらぶらしていたところ、
めっちゃ綺麗な表紙に目を奪われ衝動買いしちゃいました!

『満月珈琲店の星詠み』(著:望月麻衣、文春文庫)

こんな人におすすめ!

●猫が好き!
●気軽に読書したい!
●現実に疲れたから癒されたい!

あらすじ

満月の夜にだけ現れる不思議な喫茶店の「満月珈琲店」では

猫が店員として接客しています。

仕事や恋愛で悩める人を招待し、

その人にあったドリンクやスイーツを提供します。

食事がおいしいのはもちろん、

それだけでなくマスターの猫が「星詠み」(星占いのようなもの)を通して
お客さんの悩み解決のお手伝いをし、

お客さんは前向きな人生を歩み始める・・・

そのような短編が集まった小説です。

作者の望月さんといえば『京都寺町三条のホームズ』が有名ですよね。
少し前にアニメ化もしていて、私も見ていました!


その望月さんが、当時ツイッターで話題になっていた桜田さんの可愛い猫のイラストに影響を受けて、
共同制作を持ち掛けたみたいです!

 

一番の注目ポイントは、綺麗な絵と綺麗なストーリーです!


本の最初に、ストーリー内で紹介されるオリジナルドリンクやスイーツのイラストが掲載されているのですが、
それが綺麗なこと綺麗なこと・・・


ストーリーが悩んでいた人が明るく前を向くようになるものなので、
イラストと相まってとても綺麗でまぶしく思えますね。

 

あと意外なことに、結構風刺っぽいような描写もあったりします。


メルヘンな世界観に対して現実的な問題という対照が、
この物語を面白くさせている要因なのかなとも思ったりします!

 

短編集なので忙しい人も空いた時間にサクッと読めるので、誰にでもお勧めできる一冊です!


現実に疲れたあなたも、試しに読んでみてはいかがですか?

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